Last Updated on 9月 27, 2025 by kakehasi
はじめに
脳卒中で倒れ、退院後に脳卒中後遺症に悩まれる方は少なくありません。
私が病院でリハビリの仕事をしていた際にも、後遺症への不安を大きく抱える方や、そのご家族を多く見てきました。
脳卒中後遺症とは
「病気がみえるVol.7 脳・神経」(株式会社メディックメディア)では、脳卒中の後遺症として
- 運動障害
- 高次脳機能障害
- 嚥下障害
- 排泄障害
など、さまざまな後遺症が挙げられています。
私自身、リハビリ職として病院で高次脳機能障害や嚥下障害の患者様に関わってきました。
歩行障害だけでなく、うまく飲み込めない、コミュニケーションが取りにくいなど、日常生活に影響を及ぼす症状が現れます。
リハビリは非常に効果的ですが、同著には機能回復は「4〜6カ月程度でプラトーに達する」と記載があり、半年を過ぎると改善が難しくなることもあります(例外はあります)。
鍼灸治療の可能性
「山元式新頭鍼療法 実践ガイド YNSA症例集」(医道の日本社)では、右半身麻痺で装具歩行していた方が、3回の鍼灸治療で装具なし歩行が可能になった症例が紹介されています。
また、私自身の臨床経験として、当院の口コミにも紹介しているように、10年以上続いた脳卒中後遺症のしびれが3〜5回の治療で改善したケースもあります。
当院で行う脳卒中後遺症の治療
当院では、脳卒中後遺症に効果的とされる
- 頭鍼療法
- 奇経治療(特殊な経絡調整法)
- 東洋はり医学会で口伝として伝わる伝統的治療法
などを組み合わせ、患者様一人ひとりの症状に合わせた施術を行っています。
まとめ
脳卒中後遺症で「もう改善しない」と諦めてしまった方も、鍼灸治療を試す価値は十分にあります。
鍼灸治療においても早期に開始するほど効果が高いとされますので、ぜひお早めにご相談ください。