頻尿の方の鍼灸ケア 名古屋市南区「かけはしはり灸院」


Last Updated on 2月 25, 2026 by kakehasi

はじめに

頻尿は鍼灸院でもよくあるご相談の一つです。頻尿になると、日常生活のさまざまな場面で支障をきたすことがあります。電車移動や法事などを心配される方も少なくありません。

西洋医学的立場から

『病気がみえる vol.8 腎・泌尿器』(医療情報科学研究所/メディックメディア)によれば、尿意切迫感を呈する疾患として「間質性膀胱炎」や「膀胱痛症候群」などが挙げられています。また、膀胱がんにも尿意切迫感を伴うことがあるため注意が必要です。

これらを除けば、頻尿を呈する疾患として代表的なのは過活動膀胱です。同著では、過活動膀胱を尿意切迫感を主症状とし、これに頻尿や切迫性尿失禁を伴う症候群であるとしています。

さらに、好発する方については高齢者、肥満の人、生活習慣病や他の排尿症状、うつ症状をもつ患者とされており、50歳以上では前立腺肥大症との合併も指摘されています。そのため、医療機関での診断も重要です。

東洋医学的立場から

『新版 東洋医学臨床論(はりきゅう編)』(南紅堂)によれば、小便頻数になるものとして「膀胱湿熱」「腎陰虚」「腎気不固」が挙げられています。一般的な感覚としても、腎や膀胱に原因があることは理解しやすいでしょう。

東洋医学において「腎」は加齢や過労により損なわれると考えられています。腎の働きを補い、体全体のバランスを整えることが頻尿のケアの鍵とされています。

当院の鍼灸治療

当院では、伝統的鍼灸術によって五臓六腑の調整を行っています。ただし、教科書的な理論にとどまらず、ストレスを抱えている方では東洋医学的に「肺」にトラブルが見られるケースが多いため、注意深く観察しています。

また、研鑽を重ねていて、勉強会などで得た効果の高いツボにお灸を行うことも重視しています。身近な症状である頻尿ですが、鍼灸を併用し体質改善自体からめざしてみませんか。

執筆者

寺田 りょう(鍼灸師/言語聴覚士)

名古屋市南区「かけはしはり灸院」院長。
総合病院(回復期リハビリ病棟)、訪問看護、老人ホームでの実務経験を持つ言語聴覚士・鍼灸師。病院での全身リハビリの知見と、東洋医学を融合させた独自の施術体系を構築。
【所属】公益社団法人 愛知県鍼灸マッサージ師会、一般社団法人 東洋はり医学会。
病院では「原因不明」と言われた不調に対し、医療・介護・伝統鍼灸の多角的な視点からアプローチしている。


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