Last Updated on 11月 30, 2025 by kakehasi
はじめに
頭痛に悩まされている方はとても多く、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
私の経験ではありますが、来院される方の中には、長年吐くほどの頭痛に悩まされていた方もいらっしゃいました。
西洋医学的立場から
「病気がみえるVol7 脳・神経(株式会社メディックメディア発行)」によれば、
「一次性頭痛は直接命に関わらない頭痛であり、二次性頭痛は直接命に関わることがある」とされています。一次性頭痛: 片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛
二次性頭痛: クモ膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、慢性硬膜下血腫、緑内障、副鼻腔炎
このように、命に関わる頭痛が隠れている可能性もあるため、一度も病院を受診したことがない方は、まず病院を受診してから鍼灸治療を行うことをおすすめします。一般的に鍼灸治療の対象になるのは一次性頭痛となります。
東洋医学的立場から
「新版東洋医学臨床論(はりきゅう編)」(南江堂)によれば頭痛は
「太陽経頭痛・少陽経頭痛・陽明経頭痛・厥陰経頭痛に分類される」とされています。
これはつまり、頭の横側が痛ければ小陽胆経と呼ばれる胆、前側が痛ければ、足の陽明胃経と呼ばれる胃といったように、アプローチすべき経絡や臓腑を表している事になります。
東洋医学では五臓六腑(肝・心・脾・肺・腎・胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)の調整による体質改善を目的にします。
さらに私の経験では、こめかみあたりが痛いという方は横側も前側も絡んでいる為に胃と胆を同時にアプローチすることが必要な場合もありました。
頭痛と「頸椎(首の骨)」の関係
東洋医学では背骨には督脈(とくみゃく)という気が流れているといわれています。
何らかの原因で首の骨が僅かにずれると督脈が乱れ、頭痛や自律神経の不調を起こすことがあります。
私の臨床経験では、首の骨をソフトな手技や温かいお灸で整えることで気の流れが整うケースがあります。
こちらは特に、病院で「異常なし」と言われたのに激しい頭痛を抱えている方に多い印象です。
当院の鍼灸ケア
当院では痛む場所によって治療すべき経絡を見極め、さらに首の骨の調整も行う二つの視点から施術を行っています。
病院の治療とともに、ぜひ一度当院の鍼灸を受けてみてください。
執筆者
寺田 りょう(鍼灸師/言語聴覚士)
名古屋市南区「かけはしはり灸院」院長。
東洋医学に基づいた伝統鍼灸と、現代的な解剖学・リハビリの視点を融合させ、心身のバランスを整える施術を行っています。
参考文献・出典
- 『病気がみえる Vol.7 脳・神経』株式会社メディックメディア
- 『新版 東洋医学臨床論(はりきゅう編)』南江堂